2025年12月10日
リノベーションなどを行う際、立地条件を理解することが重要です。
立地条件次第で、リノベーションなどのプランが変わってきます。
人によっては、防火地域に住んでいるのではないでしょうか?
防火地域での建物の要件を踏まえ、プランを立てていくことが求められます。
今回はWILL WALLが防火地域でも張れるのかどうかについて解説していきます。
リノベーションなどを近いうちに予定している方は、一度参考にしてみてください。

目次
チャネルオリジナル「WILL WALL」とは一体どのような外壁材なのか
WILL WALLとは、
チャネルオリジナルが製造している木製外壁材です。
日本で初めて、下地材に不燃材を使用せずに
各種外壁構造の防火認定を取得しています。
自然素材による外観が消えつつある日本の街並みを変えたい想いから、
WILL WALLが製造された経緯があります。

チャネルオリジナル「WILL WALL」を防火地域でも張ることができるのか
チャネルオリジナルのWILL WALLは、防火地域でも張ることができます。
準防火構造・防火構造・準耐火構造45分の国土交通省認定を受けています。
延焼の恐れのある部分(隣地境界線・道路中心線より1階部で3m・2階以上で5m)
に用いることにより、火災による被害を最小限に抑えましょう。

防火・準防火地域とは一体どのような場所なのか
防火・準防火地域は、
市街地における火災の危険を防除するため定める地域と法律で定められています。
火災の発生時に大きな被害が想定される
建物・人が密集するエリアが指定される傾向にあります。
防火・準防火地域に建物を建てる際、
耐火性能のある建材を用いないといけないなどの構築制限がかかるため、
リノベーションなどを行う際は注意が必要。
駅の周辺・幹線道路沿いが防火地域に指定されやすいです。
防火地域の周辺が準防火地域に指定される傾向があります。
防火・準防火地域の建物に求められる要件は一体何か
防火・準防火地域の建物に求められる要件を知りたいと
感じている方も多いのではないでしょうか?
リノベーションなどを行う際、
防火・準防火地域の建物に求められる要件によってプランが変わってきます。
主な要件は以下の通り。
・隣家などに近い窓・ドアに防火設備を設置する必要がある
・不燃材料(金属・れんが・瓦など)の屋根
・火災時の倒壊・延焼を防止するための耐火・準耐火性能を有した屋根・壁
・木造住宅の場合は隣家と近い外壁・軒裏などに防火措置が必要
防火・準防火地域の建物における構築制限
防火・準防火地域の建物における構築制限は一体何かを踏まえ、
リノベーションなどのプランを立てることになります。
ここでは、防火・準防火地域の建物における構築制限を紹介します。
防火地域
防火地域の場合、3階建て以上または延床面積100m²超以上の
建物を耐火建築物にしなければなりません。
基本的には、
耐火建築物または準耐火建築物を建てることが義務付けられています。
準防火地域
準防火地域の場合、
3階建て以上または延床面積500m²超の建物は、
耐火建築物もしくは準耐火建築物にしなければなりません。
防火・準防火地域かどうか調べる方法は一体何か
インターネットで「該当の市区町村名 防火地域」と入力して検索すると、
都市計画図で防火・準防火地域かどうか確かめることが可能。
施工会社・不動産会社に確認を取るまたは
役所の都市計画課で調べることも、防火・準防火地域を確認する方法です。
「WILL WALL」を使ったリノベーションを行う業者の選び方
WILL WALLを使ったリノベーションを行う際、信頼できる業者に依頼しましょう。
トラブルを避けるためにも、業者に関する情報収集を行うことが重要。
ここでは、WILL WALLを使ったリノベーションを行う業者の選び方について取り上げます。
過去の施工事例
過去に一体どのような施工に携わったかをチェックし、
依頼するかどうか判断してください。
施工の写真だけでなく、
施工内容・工期・費用・WILL WALLを扱った経験が豊富かどうかなどを踏まえ、
納得のいく施工を行うか検討する必要があります。
スタッフの対応
スタッフが一体どのような対応を行っているかも選ぶ決め手。
分かりやすい言葉でWILL WALLを使った
リノベーションに関する説明を行うかだけでなく、
契約を急かさないか・質問に適切に答えるかなどをチェックしましょう。

見積書に一体どのような内容が記載されているか
見積書に記載されている内容を踏まえ、
契約を交わすかどうか判断しなければなりません。
使用する塗料をはじめ、
部材の数量・部材の単価・部材の単位・施工内容・費用の内訳・費用の合計金額・備考欄
などがチェックするポイントです。
費用が相場の範囲内か
WILL WALLを使ったリノベーションにかかる費用が
相場の範囲内かどうかも選ぶ決め手の一つに挙げられます。
相見積りを行い、リノベーションの相場を把握しましょう。
相場より極端に安いまたは高い業者に注意することが重要。
費用に関する疑問がある場合、業者に質問し、疑問を解消してください。
分からないことをそのままにしておくと、トラブルの原因になるかもしれません。
保証が充実しているか
WILL WALLを使ったリノベーションを行った後も
住宅のメンテナンスを継続して行うことが重要です。
気になる業者を見つけた際、
保証が充実しているかどうかを踏まえた上で依頼してください。

まとめ
WILL WALLは防火地域でも張ることができます。
防火・準防火地域かどうか把握した上で、
リノベーションなどのプランを立てることが納得のいく施工を行うポイントです。
火災による被害を如何に最小限に抑えられるかどうかが外壁材などを選ぶ際に重要。
気になる施工会社を見つけた際、
WILL WALLの扱いに慣れているかどうか一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。




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