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木の外壁材後悔3選!
木の外壁材後悔3選!

 

外壁材はさまざまなメーカーから製造されています。

リノベーションなどを行う際、

どの外壁材を選ぶかを検討することになります。

なかには、どの外壁材を選べば良いか

迷っている方もいるのではないでしょうか?

今回は木の外壁材における後悔について取り上げます。

 

木の外壁材における後悔3選

木の外壁材における後悔は、人によって異なります。

主な後悔として、以下のものが挙げられます。

 

・メンテナンスの頻度が多い

・経年変化で住宅の雰囲気が変わる

・シロアリ・腐食の発生

 

リノベーションなどで納得のいく施工を行うためにも、

他の方が一体どのような後悔をしたかを押さえましょう。

まずは木の外壁材における後悔について解説していきます。

 

メンテナンスの頻度が多い

木の外壁材は金属サイディングなどに比べ、

メンテナンスの頻度が多くなります。

木の美しさを保ち続けるためには、

普段から外壁の状態に気を配ることが重要。

塗装の割れや剥がれが発生しやすいです。

剥がれた場所を放置し続けると、さらに劣化する恐れもあります。

 

経年変化で住宅の雰囲気が変わる

木は年数の経過とともに変化していきます。

なかには、経年変化で住宅の雰囲気が変わったことに

後悔している方もいます。

木の変化を味わい・風格と受け入れられるかどうかが

木の外壁材を使うかどうかの決め手。

リノベーションなどを行う際は、経年変化を想定に入れましょう。

 

シロアリ・腐食の発生

シロアリ・腐食の発生も、

木の外壁材を使うことで生じる後悔の一つです。

処理剤切れ・通気設計不足により、

シロアリなどの被害が発生しやすくなります。

シロアリは腐食した木材に集まりやすい点に注意が必要。

思い入れのある住宅に少しでも長く住み続けるためにも、

シロアリ・腐食を対策しましょう。

 

木の外壁材におけるメリットとは

木の外壁材におけるメリットとして、主に以下のものが挙げられます。

 

・高級感のある雰囲気を演出できる

・廃盤の心配がない

・SDGsにつながる

 

ここでは、各メリットについて解説していきます。

 

高級感のある雰囲気を演出できる

無機質な材質に比べ、重厚感と温かみを感じることができます。

和風モダンに仕上げ、高級感の雰囲気を演出したいと感じている方は、

木材を外壁に用いるか検討してみてください。

 

廃盤の心配がない

金属サイディング・窯業系サイディングと異なり、

廃盤を心配せずに済む点がメリットに挙げられます。

部分的な張り替えが必要になったとしても、

同じ材料を手に入れることができます。

外壁材の廃盤が心配だと感じている方は、

木材を使うかどうか検討してみてはいかがでしょうか?

 

SDGsにつながる

国産の木を使うことで、林業・地域経済の活性を促すことが可能。

地域を限定した木が用いられるケースも増えています。

 

木の外壁材は一体どのような方に向いているのか

木の出す風合いや温かみを感じたいと感じている方に

木の外壁材をおすすめします。

住宅のコンセプトなどを踏まえ、

木の外壁材を使うか検討してみてください。

 

外壁メンテナンス費用が高くなるポイント

外壁メンテナンス費用が高くなるポイントは一体何か

疑問に感じているのではないでしょうか?

高くなるかどうかのポイントは、以下の通りです。

 

・足場を多く組む必要があるか

・施工面積が広いか

・作業の難易度が高いか

・現場管理費はどのくらいか

 

ここでは、外壁メンテナンス費用が高くなるポイントを取り上げます。

 

足場を多く組む必要があるため

3階建ての場合、平屋や2階建ての住宅に比べて

足場を多く組まなければなりません。

足場が多くなればなる程、

外壁メンテナンス費用が高額になってしまいます。

足場を設置する理由は、安全を確保して作業を行うためです。

 

高所で作業を行う関係上、転落などのリスクが伴います。

安全を確保することで、転落などのリスクを最小限に抑えます。

 

自社で組めない業者に依頼すると、

外注費が外壁メンテナンス費用に加算される点に注意してください。

足場の費用は以下の計算で算出することが可能。

 

足場の費用=足場の坪単価×足場の面積

 

外注費を抑えたい場合、

自社で足場を組めるかどうかチェックすることをおすすめします。

 

施工面積が広いか

施工面積に比例し、外壁メンテナンス費用が高くなってしまいます。

施工を行う人数が多くなると、

人件費がさらにかかってしまう点に注意してください。

 

作業の難易度が高いか

作業の難易度が高くなると、高度な技術が求められます。

外壁メンテナンス費用は、

作業の難易度によって変わってくる点も意識しましょう。

 

現場管理費はどのくらいか

現場管理費は外壁メンテナンスにおける諸経費を指します。

主に以下のものが挙げられます。

 

・人件費

・交通費と通信費

・施工図面の作成費用

・保険料

・近隣住民に対する補償費用

 

外壁のメンテナンスを行う業者の選び方

外壁のメンテナンスを行う際、信頼できる業者に依頼しましょう。

トラブルを避けるためにも、

業者に関する情報収集を行うことが重要。

ここでは、

外壁のメンテナンスを行う業者の選び方について取り上げます。

 

過去の施工事例

過去に一体どのような施工に携わったかをチェックし、

依頼するかどうか判断してください。

施工の写真だけでなく、

施工内容・工期・費用・外壁のメンテナンスに関する経験などを踏まえ、

納得のいく施工を行うか検討する必要があります。

 

スタッフの対応

スタッフが一体どのような対応を行っているかも選ぶ決め手。

分かりやすい言葉で外壁のメンテナンスに関する説明を行うかだけでなく、

契約を急かさないか・質問に適切に答えるかなどをチェックしましょう。

 

見積書に一体どのような内容が記載されているか

見積書に記載されている内容を踏まえ、

契約を交わすかどうか判断しなければなりません。

使用する塗料をはじめ、

部材の数量・部材の単価・部材の単位・施工内容・費用の内訳・費用の合計金額・備考欄

などがチェックするポイントです。

 

費用が相場の範囲内か

外壁のメンテナンスにかかる費用が相場の範囲内かどうかも

選ぶ決め手の一つに挙げられます。

相見積りを行い、メンテナンスの相場を把握しましょう。

相場より極端に安いまたは高い業者に注意することが重要。

 

費用に関する疑問がある場合、業者

に質問し、疑問を解消してください。

分からないことをそのままにしておくと、

トラブルの原因になるかもしれません。

 

保証が充実しているか

外壁のメンテナンスを行った後も

住宅のメンテナンスを継続して行うことが重要。

気になる業者を見つけた際、

保証が充実しているかどうかを踏まえた上で依頼してください。

 

まとめ

木の外壁材を使うことで満足している方もいれば、

後悔している方もいます。

納得のいくリノベーションにするためには、

施工のプランを十分検討する必要があります。

業者と十分話し合い、どのような住宅に住みたいか・生活における悩みは何かなどを

共有することが失敗を避けるポイント。

 

木の外壁材を用いたリノベーションなどを予定している場合は、

信頼できる業者まで一度ご相談ください。

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。