2025年12月09日
外壁は住宅の雰囲気に大きく関わります。
リノベーションを予定しているものの、
外壁のデザインが決まらないなどの悩みを抱えている方も
多いのではないでしょうか?

外壁に関する悩みの一つに予算が挙げられます。
予算がどのくらいあるかにより、
リノベーションなどのプランが変わってきます。
今回の記事では、
木材を外壁に張るための予算がどのくらいかかるかについて解説するので、
気になる方は一度チェックしてみてください。
目次
木材を外壁に張る予算は一体どのくらいなのか
木材を外壁に張る予算は1㎡あたり約7,000〜13,000円。
解体作業などを含めると、
30坪の住宅における総工事費は約160〜260万円かかります。
住宅によっては、300万円を超える場合もあるため、
リノベーションなどを予定している方は注意が必要です。

自治体によっては助成金を利用できる
自治体によっては、
リノベーションなどに助成金を利用できるかもしれません。
リノベーションなどを行う前に
助成金を利用できるかどうかチェックしてみてください。

外壁メンテナンス費用が高くなるポイント
外壁メンテナンス費用が高くなるポイントは一体何か
疑問に感じているのではないでしょうか?
高くなるかどうかのポイントは、以下の通りです。
・足場を多く組む必要があるか
・施工面積が広いか
・作業の難易度が高いか
・現場管理費はどのくらいか
・材料費はどのくらいか
ここでは、外壁メンテナンス費用が高くなるポイントを取り上げます。
足場を多く組む必要があるため
3階建ての場合、平屋や2階建ての住宅に比べて
足場を多く組まなければなりません。
足場が多くなればなる程、
外壁メンテナンス費用が高額になってしまいます。
足場を設置する理由は、安全を確保して作業を行うためです。
高所で作業を行う関係上、転落などのリスクが伴います。
安全を確保することで、転落などのリスクを最小限に抑えます。
自社で組めない業者に依頼すると、
外注費が外壁メンテナンス費用に加算される点に注意してください。
足場の費用は以下の計算で算出することが可能。
足場の費用=足場の坪単価×足場の面積
外注費を抑えたい場合、
自社で足場を組めるかどうかチェックすることをおすすめします。

施工面積が広いか
施工面積に比例し、
外壁メンテナンス費用が高くなってしまいます。
施工を行う人数が多くなると、
人件費がさらにかかってしまう点に注意してください。
作業の難易度が高いか
作業の難易度が高くなると、高度な技術が求められます。
外壁メンテナンス費用は、
作業の難易度によって変わってくる点も意識しましょう。
現場管理費はどのくらいか
現場管理費は外壁メンテナンスにおける諸経費を指します。
主に以下のものが挙げられます。
・人件費
・交通費と通信費
・施工図面の作成費用
・保険料
・近隣住民に対する補償費用
材料費はどのくらいか
木材の価格により、メンテナンスの費用が変わってきます。
木材ごとの色合いなどを踏まえ、外壁材を選ぶことが重要。

外壁材を張るタイミング
多くの方が木材を外壁に張るタイミングは一体いつなのか
疑問に感じているのではないでしょうか?
リノベーションなどを行う際、
タイミングを見極める必要があります。
新築住宅の施工・リノベーションなどから25~30年経過した場合、
外壁材が劣化している可能性が高いです。
耐用年数を超えると、外壁塗装で対応できない可能性も。
新築住宅の施工・リノベーションなどから25~30年経過したら、
外壁材の張り替えを検討してみてください。
外壁のメンテナンスを行う業者の選び方
外壁のメンテナンスを行う際、信頼できる業者に依頼しましょう。
トラブルを避けるためにも、業者に関する情報収集を行うことが重要。
ここでは、外壁のメンテナンスを行う業者の選び方について取り上げます。
過去の施工事例
過去に一体どのような施工に携わったかをチェックし、
依頼するかどうか判断してください。
施工の写真だけでなく、
施工内容・工期・費用・外壁のメンテナンスに関する経験などを踏まえ、
納得のいく施工を行うか検討する必要があります。
スタッフの対応
スタッフが一体どのような対応を行っているかも選ぶ決め手。
分かりやすい言葉で外壁のメンテナンスに関する説明を行うかだけでなく、
契約を急かさないか・質問に適切に答えるかなどをチェックしましょう。

見積書に一体どのような内容が記載されているか
見積書に記載されている内容を踏まえ、
契約を交わすかどうか判断しなければなりません。
使用する塗料をはじめ、
部材の数量・部材の単価・部材の単位・施工内容・費用の内訳・費用の合計金額・備考欄
などがチェックするポイントです。
費用が相場の範囲内か
外壁のメンテナンスにかかる費用が
相場の範囲内かどうかも選ぶ決め手の一つに挙げられます。
相見積りを行い、メンテナンスの相場を把握しましょう。
相場より極端に安いまたは高い業者に注意することが重要。
費用に関する疑問がある場合、
業者に質問し、疑問を解消してください。
分からないことをそのままにしておくと、
トラブルの原因になるかもしれません。
保証が充実しているか
外壁のメンテナンスを行った後も
住宅のメンテナンスを継続して行うことが重要。
気になる業者を見つけた際、
保証が充実しているかどうかを踏まえた上で依頼してください。

まとめ
木材を外壁に張る際、約7,000〜13,000円/㎡の費用がかかります。
施工面積が広ければ広い程、
外壁のメンテナンスの費用が高額になってしまいます。
使用する木材も費用に関わるポイント。
納得のいくリノベーションなどを行うためにも、
使用する木材の特徴を細かくチェックしましょう。
木材の外壁材を用いたリノベーションなどを予定している場合は、
信頼できる業者まで一度ご相談ください。
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。




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