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外壁用木材はメンテンナスフリー?!
外壁用木材はメンテンナスフリー?!

 

さまざまなメーカーが外壁材を製造しています。

リノベーションなどを行う際、

一体どの外壁材を用いれば良いか迷っている方も多いのではないでしょうか?

外壁材ごとに耐久性や費用などが異なります。

今回の記事では、

外壁用木材はメンテナンスフリーなのかどうかについて紹介します。

気になる方は一度チェックしてみてください。

 

外壁用木材はメンテンナスフリーなのか

外壁用木材はメンテンナスフリーではありません。

メンテナンスを一度も行わなくて良い外壁材は、存在しないです。

リノベーションなどの後も、定期的にメンテナンスを心掛け、

住宅などの寿命を延ばしましょう。

 

メンテナンスフリーの定義は業者によって異なる

業者によって、メンテナンスフリーの定義が異なります。

一般的な定義は、以下の通りです。

 

・メンテナンスの頻度が比較的少ない

・住宅の美観性を長期にわたって維持できる

 

業者がどのような言葉でメンテナンスを提案しているかを聞いた上で、

リノベーションなどを進めていくことが後悔しないためのポイント。

 

耐久性に優れた外壁材

耐久性に優れた外壁材に一体どのようなものがあるか

気になっている方も多いのではないでしょうか?

主に以下のものが挙げられます。

 

・タイル外壁

・樹脂サイディング

・モルタル外壁

・ガルバリウム鋼板

・RC

・ALC

 

各外壁材の特徴を踏まえ、リノベーションなどを行いましょう。

ここでは、耐久性に優れた外壁材について解説していきます。

 

タイル外壁

タイル外壁は土や砕石などを混ぜ合わせた後、

高温で焼いて成型した外壁材です。

主な特徴として、以下のものが挙げられます。

 

・耐久性に優れている

・傷と汚れに強い

・高級感と重厚感を演出できる

・デザインのバリエーションが豊富

 

住宅のコンセプトに合ったタイル外壁があるかどうか

一度チェックしてみてはいかがでしょうか?

 

タイル同士の隙間を埋める目地が徐々に劣化していく点に

注意しなければなりません。

ひび割れなどがないかをチェックし、

適切なメンテナンスを行うことが重要です。

 

樹脂サイディング

樹脂サイディングは塩化ビニル樹脂を原料にした外壁材。

主な特徴として、以下のものが挙げられます。

 

・耐久性に優れている

・腐食性に優れている

・温度変化に強い

・凍害・塩害の影響を受けにくい

 

凍害や塩害が心配な場合、

樹脂サイディングを選択肢に入れるかどうか検討してみてください。

 

日本国内での取り扱いが少なく、

施工できる業者が限られている点がデメリット。

樹脂サイディングを用いたリノベーションなどを行う際、

依頼する業者が樹脂サイディングを取り扱っているかチェックしなければなりません。

また、高価な点もデメリットです。

 

モルタル外壁

モルタル外壁は砂・水・セメントなどを混ぜて固めた外壁材を指します。

住宅に限らず、公共施設・大型商業施設などに用いられる場合もあります。

主な特徴は、以下の通りです。

 

・凹凸・模様などを自由に変えられる

・耐火性に優れている

・継ぎ目がない仕上がりになる

・遮熱性に優れている

 

職人の手により、さまざまなデザインを実現します。

住宅のデザインにこだわりたい場合、

モルタル外壁も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?

火災による被害を最小限に抑えたい場合にも、モルタル外壁が適しています。

 

チョーキング現象・ひび割れ・汚れなどが見られる場合、

外壁材の張り替えなどを検討する必要があります。

また、工期が長くなる点もデメリット。

 

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板はアルミニウム・シリコン・亜鉛を

メッキ加工した外壁材を指します。

見た目はトタンに似ています。

主な特徴は、以下の通りです。

 

・耐久性に優れている

・錆びにくい

・カバー工法を行いやすい

・シンプルなデザイン

・凍害に強い

 

アルミニウムが含まれているので、錆びにくい点がポイント。

外壁材の錆が気になる場合、ガルバリウム鋼板も視野に入れてみてください。

デザイン次第で、さまざまなコンセプトを実現できます。

 

費用が高いため、リノベーションなどを行う際は

予算に注意しなければなりません。

凹みやすい点もデメリットに挙げられます。

 

RC

RCは鉄筋とコンクリートを組み合わせた外壁材。

主な特徴として、以下のものが挙げられます。

 

・圧縮に強い

・引っ張る力に強い

・曲げる力に強い

・鉄筋で耐震性を向上させている

 

鉄筋とコンクリートを組み合わせることで、互いの弱点を補い合っています。

耐用年数は47年です。

 

結露・ひび割れにより、

雨漏りが発生する可能性がある点に注意しなければなりません。

素材自体が重いため、中低層の建物に用いられます。

 

ALC

ALCはコンクリートに細かい気泡を含ませて軽量化した外壁材。

主な特徴として、以下のものが挙げられます。

 

・耐久性に優れている

・耐火性に優れている

・遮音性に優れている

・湿度を調整できる

・耐震性を向上できる

 

気候や地域性を考慮することなく、さまざまな環境で用いられています。

たわみや反りなどを起こしにくい点もポイントです。

 

防水性に優れていないため、目地の補修を定期的に行わなければなりません。

5~10年に1回の頻度でメンテナンスを心掛けましょう。

 

外壁に木材を使うメリットは一体何か

木材を外壁に使うメリットは一体何か

疑問に感じているのではないでしょうか?

納得のいくリノベーションなどを行うためには、

木材のメリットについて理解することが重要です。

主なメリットとして、以下のものが挙げられます。

 

・高級感のある雰囲気を演出できる

・個性を出しやすい

・張り方で雰囲気を変えられる

・経年変化を楽しめる

・廃盤の心配がない

 

ここでは、外壁に木材を使うメリットについて取り上げます。

 

高級感のある雰囲気を演出できる

無機質な材質に比べ、重厚感と温かみを感じることができます。

和風モダンに仕上げ、高級感の雰囲気を演出したいと感じている方は、

木材を外壁に用いるか検討してみてください。

 

個性を出しやすい

木材を取り入れることにより、住宅に個性を出せる点もメリット。

外観の一部に木材を使うことも選択肢の一つです。

 

張り方で雰囲気を変えられる

木材の張り方次第で、住宅の雰囲気を変えられます。

リノベーションなどで住宅の雰囲気を大幅に変えたい場合、

木材の張り方を検討してみてはいかがでしょうか?

 

経年変化を楽しめる

木材の色は年数の経過とともに変化していきます。

経年変化を楽しめる点も、外壁に木材を用いるメリットです。

 

廃盤の心配がない

金属サイディング・窯業系サイディングと異なり、

廃盤を心配せずに済む点がメリットに挙げられます。

部分的な張り替えが必要になったとしても、

同じ材料を手に入れることができます。

外壁材の廃盤が心配だと感じている方は、

木材を使うかどうか検討してみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

外壁用木材はメンテナンスフリーではないものの、

さまざまなメリットがあります。

他の外壁材の特徴と比較した上で、外壁用木材を用いるか検討しましょう。

耐久性をはじめ、デザインや費用などが外壁材を選ぶポイントに挙げられます。

信頼できる業者に相談し、

納得のいくリノベーションなどを行うことが重要です。

 

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。