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外壁に木材を張るデメリットとは?!
外壁に木材を張るデメリットとは?!

 

外壁材はさまざまなメーカーが製造・販売しています。

木材も外壁材の一つ。

人によっては、木材を張るデメリットは一体何か

疑問に感じているのではないでしょうか?

今回は外壁に木材を張るデメリットについて取り上げます。

 

外壁に木材を張るデメリットは一体何か

木材を外壁に張る際、デメリットも押さえる必要があります。

主なデメリットとして、以下のものが挙げられます。

 

・コストがかかる

・防火上使用できない可能性がある

・メンテナンスの頻度が多くなる

・高い技術が求められる

 

ここでは、各デメリットについて紹介するので、

気になる方は一度チェックしてみてください。

 

コストがかかる

外壁に木材を張る場合、金属サイディングなどに比べ、

コストがかかる点がデメリットです。

予算と相談し、木材を採用するかどうか検討しましょう。

リノベーションなどで費用について悩んでいる場合、

業者に一度相談してみてください。

 

防火上使用できない可能性がある

防火地域・準防火地域法22条区域では、

外壁に木材を張ることができません。

木材を防火規制を受ける地域でどうしても使いたい場合、

防火材料として国土交通大臣の認定を受けている不燃木材を使いましょう。

 

リノベーションなどを行う際、

防火地域・準防火地域法22条区域かどうか把握する必要があります。

 

メンテナンスの頻度が多くなる

雨風・紫外線・空気中のホコリなどで劣化しやすいため、

メンテナンスの頻度が多くなります。

表面の塗装も剥がれやすく、

こまめに塗装しなければならない点に注意してください。

耐久性に優れた木材を外壁に使うことをおすすめします。

 

高い技術が求められる

湿度・温度環境を踏まえた上で、

木材を張らなければならない点もデメリットです。

施工時に傷がついた際、

簡単に補修できない点にも注意しなければなりません。

 

外壁に木材を張るメリットは一体何か

木材を外壁に張るメリットは一体何か

疑問に感じているのではないでしょうか?

納得のいくリノベーションなどを行うためには、

木材のメリットについて理解することが重要です。

主なメリットとして、以下のものが挙げられます。

 

・高級感のある雰囲気を演出できる

・個性を出しやすい

・張り方で雰囲気を変えられる

・経年変化を楽しめる

・廃盤の心配がない

・SDGsに繋がる

・補助金の対象になる場合がある

 

ここでは、外壁に木材を張るメリットについて取り上げます。

 

高級感のある雰囲気を演出できる

無機質な材質に比べ、重厚感と温かみを感じることができます。

和風モダンに仕上げ、高級感の雰囲気を演出したいと感じている方は、

木材を外壁に用いるか検討してみてください。

 

個性を出しやすい

木材を取り入れることにより、住宅に個性を出せる点もメリット。

外観の一部に木材を使うことも選択肢の一つです。

 

張り方で雰囲気を変えられる

木材の張り方次第で、住宅の雰囲気を変えられます。

リノベーションなどで住宅の雰囲気を大幅に変えたい場合、

木材の張り方を検討してみてはいかがでしょうか?

 

経年変化を楽しめる

木材の色は年数の経過とともに変化していきます。

経年変化を楽しめる点も、外壁に木材を用いるメリットです。

 

廃盤の心配がない

金属サイディング・窯業系サイディングと異なり、

廃盤を心配せずに済む点がメリットに挙げられます。

部分的な張り替えが必要になったとしても、

同じ材料を手に入れることができます。

外壁材の廃盤が心配だと感じている方は、

木材を張るかどうか検討してみてはいかがでしょうか?

 

SDGsに繋がる

国産の木材を用いることにより、

林業・地域経済の活性化に繋がります。

地域を限定した地産材を用いた建物が増えています。

SDGsに貢献したいと感じている場合、

国産の木材を用いるかどうか検討してみてください。

 

補助金の対象になる場合がある

地域によっては、

補助金の対象になる場合がある点もメリットです。

リノベーションなどを予定している場合、

どのような補助金があるかチェックしてみてはいかがでしょうか?

 

外壁に使われる木材の種類

外壁に張られる木材に

一体どのようなものがあるか押さえることが重要。

木材ごとに特徴がそれぞれ異なります。

主に以下の木材が外壁に使われます。

 

・杉

・檜

・唐松

・レッドウッド

 

ここでは、外壁に使われる木材の種類について解説するので、

気になる方は一度参考にしてみてください。

 

杉は美しい木目と色合いを持っている点が特徴に挙げられます。

湿度を調整し、室内の環境を整えることができます。

また、抗菌・防腐効果もあるので、

耐久性を意識している方は杉を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?

軽量かつ加工しやすい点もメリットです。

工期を短縮したい場合に適しています。

 

檜は硬く、節がないので、耐久性に優れている点が特徴に挙げられます。

耐水性・通気性に優れている点もメリットです。

長期にわたって湿気に耐えられるため、外壁に適しています。

経年変化により、光沢が楽しめる点も檜の魅力。

杉と同様に、国内人工林に数多く生息しています。

安定して手に入れられる木材を使いたいと感じている場合、

檜も選択肢に入れてみることをおすすめします。

 

唐松

唐松は杉・檜と同様に、日本国内で生育されています。

硬く重いため、耐久性に優れている点が特徴です。

年数の経過とともに独特の赤み・艶が増す点も特徴の一つ。

割れが起きやすいので、リノベーションなどを行う際は注意してください。

 

レッドウッド

レッドウッドは北米に生育しています。

耐久性に優れているため、橋や線路の枕木に使われることもあります。

 

まとめ

外壁に木材を張ると、さまざまなデメリットがあると同時に、

メリットも存在します。

リノベーションなどのコンセプト・予算を踏まえ、

木材を張るかどうか検討することが重要。

 

木材ごとに特徴が異なるため、一つひとつ細かくチェックする必要があります。

信頼できる業者からアドバイスを受けつつ、自分に合ったプランを立てましょう。

 

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。